和久奈 南都留(WAGNER・NANDOR) 1922-1997 |
日本に参って30年近くの間、日本はめざましい経済繁栄を遂げ、けれども加速度的に心配な方向に向かいつつあることを文字通り身もだえるほどに憂い、人間として、又20世紀の責任ある文化人として、何かをせねばと仕事を進めました。 昨今の日本社会の種々相に対し、ワグナーの立場としては弓折れ矢尽きた心境でありましたが、最後まで日本人の心の奥の奥にあるものを信じ、何時の日か日本は本来の姿に立ち返り、世界の平和に貢献することを期して仕事に没頭し、半世紀をかけた「哲学の庭」の彫刻を完成し世界共通の法を信じながら、道、ひたすらに道を歩みつづける中で病に倒れました。ワグナーの希望により益子町の土に眠っております。 没後「哲学の庭」彫刻群像は母国ハンガリーに建立され、さらにもう一組はニューヨーク市に、最後の完全な形の「哲学の庭」は日本に建立する予定です。 今回の展覧会は2000年9月「禅の廊下」作品展示場オープンの時と同じワグナーの最も代表的作品を御覧いただいて居ります。 ワグナー・ナンドール秋季展 和久奈南都留 WAGNER NANDOR 2003年10月1日ー11月14日 月曜休館 午前10時ー午後4時 入場料:1,500円 財団法人タオ世界文化発展研究所 所在地:栃木県芳賀郡益子町益子4338 TEL.0285−72−9866 真岡鐵道益子駅下車・徒歩30分、JR宇都宮駅下車・バス |
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Last update: 03/10/03