和久奈 南都留(WAGNERNANDOR) 1922-1997

 

 


 ワグナー・ナンドール作品展示室

 

 財団法人 タオ世界文化発展研究所は、1987年、和久奈南都留(ワグナー・ナンドール)によって設立されました。 ワグナーはハンガリー出身の哲学者・彫刻家で、1969年に来日し、栃木県益子町にアトリエを建てました。 生涯にに亘って研究した「分析的美術史」の成果から見出した理論に基ずいて、人々の幸せへの道 (TAO)  を開く鍵を確かに次の世代に手渡す事を願いました。 そのメッセージを彫刻で表現したのが「哲学の庭」です。

 

歴史の流れに巻き込まれたワグナー・ナンドールは、ハンガリー、スエーデン、日本にと移り住みました。 そして常にその国の真の利益と自分の周りの人々の幸せの為に全エネルギーを投じて仕事に没頭しました。


 芸術作品、建物、庭、家具も全て自身で作りました。  設計だけではなく、ブルドーザーを動かし、鉄骨を切り溶接し、大工仕事等を妻と二人で手作りで30年あまり仕事を進め、1997年11月永眠致しました。

 

没後、ワグナーと共に人生の一時代を過ごした一同が集まって、この場所をもっと多くの人々に見ていただく機会を作りたいと願いました。


タオ研究所構内に残されていた33mの細長い土地に座禅堂を含む研究員宿舎を建てる予定があり、ワグナー自身設計し「禅の廊下」と呼んで居りました。 残された設計図の内装を少し変え、2000年9月27日、多くの人々の協力と熱意が実ってワグナー作品展示室「禅の廊下」が開館致しました。 

 

生涯日本を愛し案じながら20世紀を全力で生き抜いた一人の人間像を感じていただければ我々一同これほど嬉しい事はありません。

 

栃木県芳賀郡益子町益子4338

Tel. 0285-72-9866

 

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